研究活動概要


 当研究室では、超低温における量子凝縮系の基礎物性を研究している。一般に、量子液体・固体の3Heと4He、および偏極水素原子気体(H↓、絶対零度まで気体である)を量子凝縮系と云うが、最も単純で、且つ良く制御された系であること、又量子性が極めて強い系であることなどが特徴であり、基礎的な物性を研究する上で極めて重要な位置を占めるものである。

 超低温における量子凝縮系特有の最も緊急かつ重要な諸問題の研究、超低温というクリーンな極限環境を利用した極限測定技術の開発と物性分野への応用研究や量子凝縮系の特徴(たとえば超流動で現われる巨視的凝縮状態)を生かした一般の物性物理学の基礎的問題の研究を行う。


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