課題研究Q7

課題研究Q7 低温物理

 絶対零度近傍における量子凝縮系を対象として実験研究を行う。前期はゼミナール中心に行ない、液体ヘリウムの超流動、希薄原子気体のボース・アインシュタイン凝縮(BEC)や金属の超伝導に関する現象と理論の基本的事項を学習する。後期では液体ヘリウムの超流動ならびに関連する現象に関する実験測定、極低温度における温度測定、超伝導量子干渉計の応用等、極低温度における実験に必要な基本的技術ならびにそれらを利用した実験研究のデザイン法を学習し、自ら定める目標に向かって実験装置開発並びに実験測定と解析を行う。

2021年12月課題研究説明会の資料

指導方針:隣の人の行いを模倣することで満足する人ではなく、自らの力で新しい道を切り開くことを楽しむ人の育成を目指します。そのためには受け身でない積極的な姿勢で、未経験のことがらにチャレンジしなければなりません。もちろん期待通りに物事が運ばないこともあるでしょう。そのときにへこたれるのではなく失敗から学び、そして、次のチャンスに備えて分析力・思考力を鍛えていく者だけが、ジャングルの中で山の頂きに登る道を発見する嗅覚を身につけるのです。そうして身につけた本物の実力は、その後どのような分野に転身しようとも決して色あせるものではありません。これまでカリキュラムという先人が設計した箱庭の中でだけ学習してきた皆さんが、前人未到のジャングルに歩み出る第一段階を当課題研究はお手伝いします。

担当教員

 教授 佐々木 豊 (本部構内 総合研究5号館307室、内3755) sasakiscphys.kyoto-u.ac.jp

 准教授 松原  明 (本部構内 総合研究5号館307室,内3755)


課題研究Q7履修生( )内は卒業時点の進路

2021年度
 秋田 慎平()
 磯貝 賢伸()
 小菅 優輝()
 日野 裕哉()
2020年度
 淺枝 寛人(量子凝縮物性研究室)
 河合 峻(低温物理学研究室)
 工藤 駿平(理学研究科地球科学専攻)
2019年度
 生貝 悠人(低温物理学研究室)
 宇陀 愼太郎(人間・環境学研究科)
 高田 恭兵(就職)
 寺木 陽和(低温物理学研究室)
2018年度
 鈴木 裕貴(量子凝縮物性研究室)
 長岡 知己(低温物理学研究室)
 早尾 真由(就職)
 北條 真之(光物性研究室)
2017年度
 佐久間 啓太(量子光学研究室)
 田口 凌(低温物理学研究室)
 中島 さつき(人間・環境学研究科)
 松山 恭大(光物性研究室)
 三吉 賢(凝縮系理論研究室)
2016年度
 中原 聡志(ナノ構造光物性研究室)
 福部 翔太(低温物理学研究室)
 正田 宗二朗()
2015年度
 宮内 恵太()
 鑓田 直樹(ナノ構造光物性研究室)
 藤田 勝千(エネルギー科学研究科)
 小西 一貴(光物性研究室)
2014年度
 西岡 敬史(低温物理学研究室)
 富居 輝久(情報学研究科)
 米村 裕馬(エネルギー科学研究科)
 堂園 鏡介(鹿児島大学医学部)
2013年度
 植田 信也(量子光学研究室)
 濱渦 孝明(野村証券)
 渡辺 周平(理学研究科生物科学専攻)
2012年度
 植村 孝治()
 岡田 成史()
 北野 裕介(日本制御エンジニアリング)
 山口 亮(エネルギー科学研究科)
2011年度
 笠井 純(低温物理学研究室)
 宮津 怜嗣(東京大学物性研究所)
 渡會 康介()
2010年度
 伊藤 良介(低温物理学研究室)
 人見 純司(低温物理学研究室)
 藤井 淳 (岡山県庁)
 野口 恭史 (エネルギー科学研究科)
2009年度
 片倉 正一郎(低温物理学研究室)
 嶋生 薫庸 (ディー・エヌ・エー)
 島崎 崇綱 (島崎商店)
 西本 達矢()
2008年度
 尾上 わか奈 (低温物理学研究室)
 角田 智幸 (低温物理学研究室)
 片岡 尚之 (自営業)
 田中 佑輔 (低温物理学研究室)
2007年度
 金本 真知 (低温物理学研究室)
 篠北 啓介 (光物性研究室)
 中西 洋介 (ドワンゴ)

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